我が家は、私38歳(女性)、夫43歳、娘4歳という年齢構成の家族です。夫の体臭が強くなったのは、40歳になってからのことです。当初は体調が悪いのかな、夫も私も肉好きなので、脂っこいものを食べさせ過ぎかななどど、心配もしていました。でも、だんだん慣れてくと、「パパ臭い、早くお風呂入って来て!」などと、冗談半分、明るい感じで言っていました。
もちろん言ってばかりで何もしていなかったわけではありません。会社で周囲の人から嫌な顔をされることのないよう、夫のシャツや下着の選択には人一倍、気を遣いました。食事もお肉は控えめに、匂いの強い食材は使わないようにし、食生活全体を和食に代えてみるなどの努力はしていました。
キッカケは娘の一言 ! それまでの体臭に対する態度を改める
また、本人もデオドラントを使うなど、体臭ケアには精を出していましたが、そうそう上手くいくものではありません。そんなある日のことです。私ではなく娘が、「パパ、臭い!」発言をして、きゃっきゃと喜んでいるではありませんか。夫と私が言っている様子を横で眺めていて、楽しそうにふざけているように見えていたのでしょう。正直、しまったと思いました。
家で言う言葉は、子供はつい外でも言ってしまうものですし、お友達やそのご家族に行ってしまったら大変です。それからというもの、私はそういう発言はしないようにし、ママは悪い言葉を言っていたと、娘の前で夫に謝りました。そして、娘と一緒にごめんなさいをし、念のため、体臭を含む、人の体に関係することは素敵だねなど、良い言葉以外は言ってはいけないんだよという話をしました。
とはいえ、夫が臭うのは確かです。どうにかできないかと思い、夫に頼んで、私が体を洗うことにしました。疲れて家に帰ってきて、もしかしたら体を洗うこともしんどくて、洗うべきところ、例えば脇、頭、耳の後ろ、足などがきちんと洗えていないのではないかと思ってからです。
家族全員で問題解決にとりくむ大切さを知る
その後、もう一つお願いをして、腋毛をぜんぶそってもらいました。どうしてと言われたのですが、これは調べた結果、効果があると書いてあったことなので、一緒に記事を読んでもらいました。その結果、夫自身も納得できたようで、こちらはする前と、した後では、洋服につく臭いも含め、かなり変わりました。
体臭のことは、家族しか言えません。それでも少し言いにくくて、気を悪くしないようにと冗談ぽく言っていたのですが、かえって良くないことだったようです。ちなみに、体臭の問題がほぼ解決した現在、私は、「パパ、良い匂い。」と夫とよくハグをしています。すると、娘も一緒にハグする毎日です。大の大人が小さな女の子の一言で、家族だから真剣に、一緒に解決しなければいけないということを気づかされました。