私は42歳の男で、二人の息子がいます。半年ぐらい前から次男から「父ちゃんは臭い」と言われるようになってしまいました。まさか自分に加齢臭なんて夢にも思いませんでしたが、改めて自分の枕の臭いを嗅いでみると、たしかにオッサンの臭いがするのです。いつまでも若いつもりでいましたが、この事実は本当にショックでした。
次男に「臭い」という烙印を押されて以来、抱っこもさせてもらえませんし、お風呂も一緒に入ってくれません。これはなんとかしないといけないと思い、加齢臭について色々と調べてみました。加齢臭の原因は大きく分けて「食生活」「タバコ」「お酒」「ストレス」の4つである事が分かりました。私はタバコは吸わないので、これは原因から外れます。
徹底した加齢臭調査 ! そして実践へ !
脂っこいものやお肉の過剰摂取、そしてお酒を控え、ストレス解消に運動をする事が、私には必要でした。それからというもの、私は外食を控え、ほぼ毎日飲んでいた晩酌も週末だけにし、ォーキングをはじめました。しかしこれだけでは加齢臭を消す事はできません。
臭いは皮脂の酸化や、表皮にあるバクテリアが発酵する事で原因物質であるノネナールが発生するという事なので、私の身体に存在している原因物質と、その原因物質を生み出す皮脂やバクテリアを洗い流す必要があります。ところが臭いの原因物質は、肌にこびりつきやすくなかなか落ちないのだそうです。
思えば私はお風呂に入る時間が短く、頭や身体を洗うのはササッと簡単に済ませてきました。しっかり洗ってこなかったのも加齢臭を生み出した原因かもしれません。また臭いの原因物質が溜まりやすい部位があるそうです。それは、頭皮、耳の周り、首の後ろ、背中だそうで、次男に確認してもらったら確かにその部位が臭いという事が分かりました。
息子から「父ちゃんは臭い」とか言われたくない ! 実践あるのみ !
頭のシャンプーは2回するようにし、耳の周りから首の後、背中にかけてはしっかりと入念に洗うよう心がけました。外食や晩酌を控えるのはそれほど苦ではありませんでしたが、私にとってはお風呂にじっくり入る事が一番大変でした。これらの加齢臭対策を1ヶ月ほど続けてみた所、次男から「少し臭くなくなった」と嬉しい言葉がもらえました。
しかし、お風呂の習慣をやめて、しばらくするとすぐに加齢臭が発生するようで「やっぱり臭い」と簡単に逆戻りしてしまいます。加齢臭とは年齢とともに増加していく定めのようなので、それを少しでも食い止めるには、これからの人生ずっと原因物質をじっくりしっかりと洗い続けないといけないのだと感じています。次男に嫌われないためにもこれからも頑張っていこうと思います。