子連れで飛行機の長旅はウンチにご用心

飛行機の機内34歳の夏の思い出です。フランス在住の私は1歳になった息子を両親に見せるため、夫をフランスに残して日本に帰国しました。日本では両親以外にも親戚や友達と再会することができ、日仏ハーフの息子も始めての日本にはしゃいでいました。

そうめんや回転寿司など、日本ならではの食事を思う存分楽しみ、あっという間に帰国の日になりました。両親と涙の別れをすませると長い長い空の旅が待っています。羽田空港からパリ・シャルルドゴール空港へ向かう夜行便は、フランス旅行に出発する日本人やフランスに帰国するフランス人などで満員でした。

小さい子供をつれたお母さんへの同情心が芽生える

離陸するときに息子と同じ位の赤ちゃんがギャン泣きし、周りの人の冷たい視線を浴びながら、お母さんは必死になだめていました。私と同じ境遇でフランスに帰国する親子のようで泣きそうになっているお母さんには心から同情しました。

私の息子はオッパイ星人で、1歳を過ぎてもオッパイが大好きでした。離陸中は授乳をしたので息子を泣かせることなく、ベルト着用サインが消えてほっとしました。子供用のゆりかごをレンタルしていたので子供を寝かせると、私も疲れがたまっていたのかすぐに眠りに落ちました。

何事もなく終盤を迎えた長旅に暗雲が立ち込める

飛行機は順調にフランスに向けて進み、12時間のフライトもあとわずかになりました。息子はほとんど眠って過ごし、周りの人にもおりこうさんねと褒めてもらいました。着陸時も離陸のときと同じ作戦を行い、何事もなく平和にフランスに上陸できると思っていました。

着陸に向けてベルト着用サインが点灯したと同時に、私はオッパイをスタンバイしました。お腹を空かせた息子にナイスなタイミングで授乳することができ満足でした。しかし、15分経っても飛行機は着陸しません。

シャルルドゴール空港が混んでいるようで、旋回して待っているとのことでした。息子は満腹になったようですが、なんとかオッパイに吸い付いてくれています。早く降りてくれと心の中で叫びました。

とうとう恐れていた事態が勃発

そして、ついに飛行機が高度を下げ着陸態勢に入りました。「やったー!」と思った瞬間、息子のお尻がブリブリ鳴り出しました。最悪です。横向きになっているためオムツから水っぽいウンチがもれて私のジーンズまでウンチまみれになってしまいました。

ブリブリ音とともに強烈な便臭が機内に充満し、周りの人の視線が一気に私に集中しました。それでも息子はかまわず「ウンッ」ときばり続けます。優しかった隣のお姉さんも顔を背けていました。

子供の事とは言え 公共の場での臭いはどうにもならない

早くオムツを替えたかったのですがベルト着用サインが付いているので身動きが取れません。泣きたい気分で着陸を待ちました。シャルルドゴール空港に付いても、赤ちゃん連れなのですぐに飛行機から降りることはできませんでした。

事情を知らない人は、私たちの近くを通るときに皆一様に、「ウッ」と声を上げていました。最後に飛行機から降りると慌ててトイレに駆け込みオムツを替えました。念のため着替えを持っていたので助かりましたが、なんとも大変なフライトでした。