多汗症の兄から放たれた強烈体臭体験談

家族でドライブなイラスト私は、今現在31歳の2児の子供をもつ専業主婦ですが、今からさかのぼる事12年前の当時19歳だった私は、真ん中の兄の1人暮らしをはじめる為の引っ越しの手伝いで、父と母と兄と私の4人で車で新潟から埼玉県熊谷市に向かいました。

昔から父親が多汗症で、それが一番上の兄、真ん中の兄、私にとことごとく遺伝し、中でも多汗症の症状が一番強く出た真ん中の兄は、思春期を迎えた頃には兄の部屋自体も臭くなっていました。

車の中という密室が最悪な状況に

しかし、それほど近くによって兄となにかをする訳では無かったので、体臭等には気づきませんでしたが、その引っ越しの時に車である事件が起きました。出発時は、特に車の中は悪臭もなく、スムーズに走っていましたが、埼玉県に向かえば向かう程、どんどん車の中が臭くなってきたのです。

その時は父親が運転し、母親は助手席に座り、兄と私は後部座席に座っていましたが、
私の方にもの凄い悪臭が流れて来て、吐き気に襲われました。

次第に父親と母親の方にも悪臭が漂うと、父親が、「何か臭くないか?」と話してきた時に、ここぞとばかりに私も便乗して「凄い臭い !」と、思わず声をあげました。

すると、兄が「俺の足の臭いだ」と、言い笑い出しました。兄は初めての引っ越し、ましてやこれから、埼玉県での一人暮らしが始まる事への緊張が高まり、いつもよりも汗をかいていたそうです。

しかも、ずっと靴を履いていたので足の中がかなり蒸れていたみたいで、今までに体験した事のない強烈な悪臭を放っていました。

かなり心配だった多汗症の兄も現在は結婚できて一安心

しかし、埼玉に到着するまでは靴を履いたままでの移動ですし、靴下を替えるぐらいしか対処のしようがなく、そのまま臭い車の中で目的地まで向かいました。春前の移動でしたから、窓を開けての走行も寒く、私は気持ち悪さと戦いながらの移動でした。

私自身も正直多汗症なので、自分自身の体臭の心配もありますが、幸いな事に手だけの汗で、その他の部分はあまり汗をかかないのでそれほど心配はしていません。

そういう出来事もあってか、その後、兄の体臭には敏感になってしまい、果たして兄は結婚出来るのかしらと勝手に心配もしていましたが、今では無事に結婚して子供も無事に誕生し幸せに暮らしています。

その人の為だと思ってそれとなく言ってあげる優しさを持って接しよう

多汗症を治すのに手術という選択もありますが、やはり手術をすると、他の体の部位にまた副作用みたいな形で汗が出てくるようで、実際にうちの1番上の兄が手の手術をした所、左側の背中に汗が出てくるようになったそうです。

それを知っていた真ん中の兄と、私は手術はしませんでしたが、やはり、色々な場面において、普通の暮らしがしにくいのは事実です。

口臭等と同じで、体臭も やはりなるべくでしたら消すのが大人のエチケットだと思いますので、体臭が強い方には言いにくいですが、たとえ他人でも、その人の為だと思って言ってあげるのも優しさだと思います。

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